組織文化について

「組織文化」は「ある集団が,外部適応と内部統合に関する諸問題の解決を学習する際に,発明・発見・開発してきた基礎的仮定のパターンであり,良く機能するがゆえに現在でも有効だと考えられており,したがって新しいメンバーにもそうした問題に接したときの正しい認識の仕方,思考方法,正しい感じ方として教え込まれるものである」(E.H.Schein,1985:9)
 Schein によれば「組織文化」は,その本質である基礎的仮定のパターン (a pattern of basic assumptions)を中心に,図 2-1 に示すような3つのレベルで分析できるという.

    図 2-1 組織文化のレベルと相互関係
┌─────────────┐
│現象レベル(人工物・創造物)│ 観察可能
│技術・製品 │ しかし真意は
│観察可能な行動パターン │ 時に解読できない
└─────────────┘
↑ ↓ ↑
┌─────────────┐
│価値レベル │ かなり意識
  │物理的環境において検証可能│ されている
  │社会的合意によって検証可能│
└─────────────┘
↑   ↓ ↑
┌─────────────┐
  │基礎的仮定 │
  │環境との関係について │ あたりまえと受け取られている
│現実,時間,空間について │ 目に見えない
  │人間の本性について │ 意識以前
  │人間の行動について │
  │人間の関係について │
  └─────────────┘
Adapted from Schein, op.ct.,p.14.

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